7.自動翻訳の未来とコミュニケーションの意味とは(多言語学習のポイントあれこれ)

今日いつものようにGoogle検索していて、Googleトップに
見慣れないテキストがあったのでクリックすると~

なにかgoogle翻訳の新しい機能が追加されたようで
Word Lens 日本語版登場を発見しました。
https://japan.googleblog.com/2017/01/wordlens.html
google翻訳のスマホアプリよりカメラを起動して
翻訳したい日本語の文字を撮影し、さらに翻訳対象をなぞると、、、
なんと日本語の文章がテキスト化されて、他の言語に訳せるという代物。

さっそく使ってみましたけど、文字の解析時がハイテク感を感じる
スキャン機能、さらに絞りこみは指でなぞった部分など
これで無料か~と驚いた次第です。

なんといっても、文字のテキスト化(OCR機能)が、おそらく
画像解析の技術が発展しているためか、精度がとてもいい。
それとGoogle翻訳機能のコラボ。ぜひ試してみてください。

使ってみて気が付いたのは、肝心の翻訳の精度だろう。
私も言語学習でもgoogle翻訳は利用しているので
最近思っていたのが、数年前と比べて急に
翻訳の精度がよくなったなということ。

調べてみると、どうやら2016年9月ごろに
Google Neural Machine TranslationといういわゆるAIプログラムを投入してから
一気に翻訳技術が向上したようです。
面白いことに、各言語のやりとりを、例えば、英語を軸にほかの言語というより
プログラム自体が中間言語を作り、そこにコンセプトを固めて
他の言語に展開しているらしい。
やっぱりそうなんだなと思ったんですが、何か一つの言語から直訳しようとすると
無理があるので、まずは処理しやすい機会言語で概念を理解しているんですね~

わずか数カ月で向上したのも、google翻訳には訳された文章を編集できる機能があったり
間違いはユーザーが報告できる仕組みがあり、いわば世界中の人から添削されているので
そりゃ成長も早いでしょうね。

この翻訳機能の著しい進歩から、いろいろ想像しています。
音声技術と組み合わさったらどうだろうとか、
近い未来は、言語学習しなくても自動翻訳プログラムを使って
外国人とコミュニケーションすることになるのかな~とか
さらに極端な話、見た目が人間の会話が上手なロボットができるのか。などなど。

私は、今までのように補助的に使うことはあっても
完全に翻訳プログラムに頼ることはないと思ってます。
音声技術とのコラボで、確かに音声認識や読み上げの技術は
進んていますが、会話の時に、話している言語と翻訳して読み上げしている言語が聞こえたら
会話しにくいし、ワンテンポ遅れての翻訳読み上げは会話が弾まないかな。

それに音声技術が向上したとしても、会話では微妙な口調やテンポや音域で
その人の感情やキャラクターを表現しているがデータ化するには膨大な情報量が
必要な気がする。自然とできるようになる人間の脳がすごいな~

結局はインプットされた情報の翻訳は完璧だとしても
ロボット自らが状況や相手の心情を察知して自発的に話しかけるのは翻訳機能とは別の話なので
人間並みの会話できるロボットは、けっこうハードルが高いと思う。

いろいろロボットの事を考えると、会話というのはただ用意された文章を伝えるのではなく
どんな意図をもって、どんな事を表現したいのかが重要なんだなと
改めて思いましたよ。その思いが伝わると、とても充実し楽しいので
外国語を話す楽しみのひとつですね。

もちろん脳をフル回転させるので脳トレにもいいでしょうし、
小さなゴールを設定して達成感を味わえることもできるのも
言語学習の楽しみではないでしょうか。

今回のニュースは、いろいろ考えせられましたが
何が重要なのかも気づかせてくれました~

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