実践的ですし、記憶に残りやすいのですが
そろそろアラビア語の動詞の活用の仕方について説明しないと
せっかく例文があっても、なぜ動詞の読み方が違うのか
毎回疑問が残ってしまいますね。
また、アラビア語を難しくしている点も
この動詞の変化の多さかと思います。
ただ、私の経験では、全部を一気に覚えようとせず
必要な人称変化から学習していけば、変化のコツが分かり始め
アラビア語が楽しくなりますよ!
さて、会話において、重要となる人称はなんでしょうか?
まずはステップ1として「わたし」と「あなた」が会話の中心ですね。
次のステップでは、「彼」、「彼女」「私たち」も会話に登場してくると思いますが
まずは、ステップ1のみに集中しましょう。
そして、動詞の過去形、現在形の内、今回は過去形から学習しましょう。
今回使う動詞は、こちらです
كتب(カタバ)
彼は書いた
アラビア語の動詞の基本形(不定詞)には次のポイントがあります。
ポイント1
この動詞の音に注目してください。カタバは、母音が「アアア」ですね。
ポイント2
3文字が多いです。(もちろん例外はありますが今回は説明すると混乱するので省きますね)
ポイント3
3人称単数の男性が話す過去形です。
ポイント1、ポイント2は、分かり易いかと思いますが
問題はポイント3ですね。
分かり易く説明するとكتب(カタバ)は英語だと
he wrote「彼は書いた」という意味になります。
この、彼、過去という人称時制を軸に動詞が変化していきます。
كتبت(カタバトゥ)
私は書いた
كتبت(カタバタ)
あなた(男性)は書いた
كتبت(カタバティ)
あなた(女性)は書いた
カタバの次の音に注目してください。
「私」が話す時は、トゥ が付きます。母音は「ウ」ですね。
話す相手が、あなた(男性)の時は、タ が付きます。母音は「ア」ですね。
話す相手が、あなた(女性)の時は、ティ が付きます。母音は「イ」ですね。
スペイン語の動詞活用でも、動詞の最後の音に注目すると憶え易いのと同じように
アラビア語の動詞、過去形(完了形)では、この最後の音の母音に注目すれば
活用を憶えたようなものです。
私はアラビア語の動詞の変化を覚えたとき、
アラビア語って理論的な言語なんだなと思い、アラビア語の楽しさを発見しました。
次回の現在形(未完了形)とセットで憶えてしまいましょうね。
こちらも母音の変化がポイントなんですが、他の言語とは違う変化の仕方をして面白いです。
実は人称代名詞の変化も、この母音の変化に似ているので、そちらは、またの機会に説明しますね。
では今年もアラビア語学習、楽しんでいきましょう~
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